あけましておめでとうございます

 みなさん、明けましておめでとうございます。

 政治や経済の話題では、決して明るい気持ちになれませんけど、今このように暮らしていられること、それはもうとっても有難いという思いでいっぱいです。国家のレベルでも国民の、暮らしのスタンダードを見直せば、多分見えてくることもあると思うのです。


 2000年、年齢は50歳、そういう節目の年に、たまたまの偶然が重なって、教職を前向きに退くというチャンスを得て、それからもう12年が過ぎたというわけです。このこと自体、独立の時点で僕が恵まれた状況であったればこそで、まずは家計の憂いを払拭してくれていた太腕の妻に感謝しなければなりません。
 そして、フリーになって以来、やってきたこと、巡り会えた人々、自分の身で感じ体験してきたこと、それらはすべて素晴らしく、相当に満ち足りた時間を過ごしてきたように思えます。今年もまたそういう時間が積み重なっていく、そんな確信に満ちた予感もあって、まあオメデタイわけですけど、幸せなことですよねえ。


 フリーになった僕は障がいのある人と音楽することを基軸として、音楽療法という、いまだに誰もよく分からないフィールドをうろつくことになりました。音楽が療法としての効果をもたらすことには異存はないのですが、僕のやるようなことが療法であるとか、僕の前にいる人を治療だとかいう思いには、全然至りませんでした。ですから、音楽療法は僕の学びのフィールドではあっても、実践はその周辺でしかないと感じ続けてきました。

 そうではありますけど、恐ろしいもので、「音楽療法士」という呼称に慣れ、あたかも僕が音楽療法をしているようなる振る舞いも見せ、しかも音楽療法士さんを指導するかのようなことにまで手を染めてきました。
 治療とか療法とかセラピーというと、いずれにしてもオアイテをどこか上から見るような視線を感じ、極力避けてはきました。ですが言葉や用語ではなく、実質的にまさに「上から目線」みたいなことが、僕の身に備わってきているのを感じ、それは初心とは違うと、今、戸惑う気持ちもあります。

 ただ、責任を持って自分の立ち位置を示し、お伝えできることがあるのならそうしたい、という素朴な感情が沸き起こっていて、偉そうなこと言ったりしたりしかねません。大いに気をつけなければなりませんねえ・・・・。



 僕は「セッション」という形で、オアイテとの時間を持ちます。これは結構濃密な時間でして、たとえ、30分月2回とか、物理的にはそう大した時間ではないのですが、お互いに相当ヘビーだったりもします。実はこの濃密な時間の共有ということが、多分音楽療法の効果を発揮する半分以上のことかなあ…、と思うようになりました。

 そしてそんな風なことを何か月、あるいは何年もやって、いつしか20年、というようなことにもなるわけです。僕のオアイテには、教員時代からのお付き合いを含めれば20年を超える人、そこまではいかなくても15年くらいの人はたくさんあって、10年を超える位は、何だか普通な感じです。

 そういうことを頭の片隅において音楽療法の営みを考えると、目の前の結果を求めるチマチマした手法なんかは、あまり品良いことには思えません。ですが、そこに情熱を注ぐ自分もまたいて、あの手この手を繰り出すわけです。
 
 今年もまたそんな風なお仕事が昨日から始まりました。来週は結構たくさんのセッションが予定されてます。

 チマチマと、フラフラと、つかず離れず、オアイテのためと言いながら好きなことを好きなようにしかやれない、そんな僕なんですけど、どうぞよろしくお願いします。 
 

at 15:38, まんどろ, 日記とお知らせ

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僕の“2学期”

 長年教師でしたから、1年を3つの学期に区切って考える習慣がまだ少し残ってます。

 学校でも2学期は運動会・文化祭・校外学習などなど行事が目白押しですが、僕も今年は9月の音楽療法学会での研究発表(宮崎)の後、10月には渡部さんと玉丸城太鼓のジョイントコンサートで安田陽子さんとオンステージを果たしました(初体験)。その直後には神奈川県にある昭和音楽大学で音楽療法士さんを対象にかんたんギターのワークショップをさせていただき、11月にはエールの明野小学校でのライブ、その翌日にはライブスペース勢の!inわかばというビッグイベントにも取り組みました。そして先日の第七劇場と百景社の玉城公演では10数名の劇団の方にゲストハウスに4泊してもらいました。

 普段のいわゆる日常業務とは別のことですから、時間的にもやりくりしましたし、多様な人々とのかかわりの中で過ごしましたので、まあ濃淡はあるものの、相当な緊張の連続でした。

 で、多分体も心も相当疲れたと思うのですが、豊かで満ち足りた時間を過ごし、いわゆる成果も感じています。
 昔風の5・4・3・2・1の通知表で評価するとすれば、甘く見て5に近い4という感じです。

 いずれも僕の仕事の中心、あるいは周辺のことばかりですが、やっぱ人は様々で、大きな刺激、憧れ、そこを目指して新たな一歩も踏み出したい、そういう気分でたびたびかられました。
AKB48のヘビーローテーションの歌詞にもあるように
「こんな気持ちになれるって、僕はついているね〜」というのがピッタリです。

 で、そういう歓びもかみしめて、今思うのは、

「いっしょけんめ!」ということです。いっしょ、「一所」ですけど、そこで、「懸命」。
命を懸けるようなやり方は身に沿わないので、ほかの人に任せて、とにかく「いっしょけんめ」にやっていこうと思います。そのいっしょ(一所)が何となく見えてきた気もしています。

at 11:05, まんどろ, 日記とお知らせ

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出会いのライブ in  たまき

 すごいことになりました。

 北海道の車いすサック奏者の渡部昭彦さんがこちらに見えるので、ちいさなライブコンサートを企画していました。支援の頂く方々と相談するうちに、玉城町の「玉丸城太鼓」とジョイントさせていただくことに話が弾んでいったのです。

 今回は僕も何かの形で準備して演奏させてもらおうと思っていたので、いつもピアノでサポートしてもらっている安田陽子さんと普段のセッションではまずやらないような曲に挑戦します。

 割とお気軽に企画に取り組んだのですが、20年も精進してこられた玉丸城太鼓の皆さんとご一緒するとなれば、緊張も走ります。

 10月12日(金)  夜7時から9時
 玉城町 保健福祉会館ふれあいホール   です。

 チラシを作りました。

 とりあえずご覧おきください。


at 08:06, まんどろ, 日記とお知らせ

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MMTP(村井楽器音楽療法プロジェクト)

 時々話題にしていますが、伊勢・松坂の大手楽器店村井楽器では音楽教室の一環として、様々な音楽療法事業に取り組んでいます。

 その音楽療法の主な担い手となる音楽療法士や講師が毎月集まって情報交換や研修を行っています。

 講師の中にドラムの先生もいて、メンバー一同簡略ながらドラムレッスンを受けることになりました。

   

 一人一人交代で実際のドラムセットで教わったパターンを叩いて見せます。
 もちろん難しいです。でも皆さん、とても楽しみました。

 一応僕も・・・・。

   

 ドラムは頭のてっぺんからお尻の穴までを一本の垂直の棒を通すような姿勢を指導されます。そして、両手両足、つまり手と足で4つの違った動作を同時に行うわけです。

 感覚統合のトレーニングとしては、ドラムレッスンは最適なコースです。

 ドラムと関係ないけどうちのチェロちゃんの寝姿を一枚。    

 癒されます・・・・・。

at 11:17, まんどろ, 日記とお知らせ

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GWS

 GWS、ゴールデンウィークスペシャルではありません。

 ギターワークショップ、つまりは僕がやる「かんたんギターの講習会」ですが、チラシや受付名簿などの文書に自分が付けた符号です。

 で、そのGWS、この夏休みは3か所で企画しましたが、そのうち2つ終わりました。
 かんたんギターのブログにもちょびっとだけ紹介してますので、ごらんください。


 嬉しいのは、初対面、初めての出会いの方がたくさんあったことです。
 わずか2時間ほどご一緒しただけですけど、今後何らかのつながりができる可能性をたくさん感じることができました。

 泡を食ったのは小物の忘れ物をしてしまい、あたふた、またそれを取りに家に帰るドタバタ、まあ、日常的な光景のひとつと言えば、その通りですけど。


 あさっては岐阜県可児市まで出かけますけど、僕にとってはアウェイの地域で大勢の方にお集まりいただけるのは、本当にうれしい限りです。世話人を引き受けてくださった方々に感謝してます。

 道具など準備物、忘れ物を取りに帰るわけにはいきませんので、慎重の上にも慎重にやらねば・・・。まあ、いつもその思いだけが空回りするんですけど・・・。

at 09:37, まんどろ, 日記とお知らせ

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夏休み

 梅雨が明け、学校が夏休みに入り、そうそうもうすぐオリンピックも始まるんですよねえ・・・・。


 学校の先生をやめてフリーになってからは、曜日の感覚も定まらず、土曜日曜や祭日と自分のオフとは関係がなくなり、まして夏休みもどうということのないものになってしまいました。
 誰か人に会う用事か参加するイベントでもない限り、特別にどこかに出かけるようなことも、すっかり影をひそめました。かつては、夏休み期間中に休暇をいただいて、フランスやスイスそしてイタリアに出かけたこともたびたびあったのですが・・・・。


 7月後半と8月の頭にかけて、伊勢・松阪そして岐阜県可児市でかんたんギターの実践講習会をします。それぞれの場所で、いろんな人のお世話で参加者を募ってもらっています。そういう場が僕にとって旅に出るような出会いの機会でもあります。

 もうひとつ、震災復興ボランティアにも参加するつもりです。


 その他は、日常的になりつつあるライブスペース勢の!と定期的なセッション活動で、ごくごく普通に過ぎていくと思います。

 ライブスペース勢の!では県立特別支援学校わかば学園とのコラボレーション企画がありますので、その準備もぼちぼち始まります。

 それと、9月には宮崎で音楽療法の大会があって、そこで自分の実践発表をしますのでその準備もありますねえ・・・・。

 普段面白いことばっかりやってますので、夏休みだからといって、特別に、ということはありませんけど、それでも何となくわくわくの予感があるのは、じっとーと暑いこの気候と連動して体と心が反応してしまうんでしょうか・・・・?


 皆さんいかがでしょう。

at 08:35, まんどろ, 日記とお知らせ

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夏休み時期のかんたんギター講習会

 夏休みまではまだまだ一山どころか二山、三山越えなければ、と感じている人も多いでしょうし、そもそも夏休みらしい休暇がない人も少なくないかも知れません。


 学校の先生方は夏休み時期は、課外の様々な活動があり、PTA行事があり、加えて様々な研修をしなければならない期間だということになります。

 その研修ですが、僕がまだ若い先生だった頃(いったいいつの話?)、自分で考えて、自分で行う研修がある程度できました。ところが昨今は学校の先生方への、ちょっと違うかな、と思われる方向からの風当たりが大変強くなっていて、研修といえども勝手には行えない、つまり公的な機関の主催するものか、それに準じるような内容で、しかも計画書や報告書も必要な研修となっているのです。

 そんな時期に、もしかして学校の先生方にも興味を持ってもらえるかも知れないと、淡い期待を抱きつつ「かんたんギターの体験講習会」を行います。

 岐阜県可児市、三重県伊勢市、松阪市の3か所です。それぞれ実施概要のチラシを見ていただけるようにしてありますので、ぜひ、かんたんギターのブログにアクセスしてみてください。


 かんたんギターの愛好者が一人で増えることを願いつつ、たくさんの方のお世話になって、参加募集が始まりました。

 どうぞよろしく!

at 08:17, まんどろ, 日記とお知らせ

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村井楽器音楽療法プロジェクト(MMTP)

 今僕のところでは台風がどんどん近付いているそうです。テレビの報道では、あと数時間で再接近になる模様。ひたすらこともなく過ぎていってくれることを祈るばかりです。

 昨日は、村井楽器で音楽療法に関わる実践をしている担当者の勉強会がありました。三重大学の根津知佳子教授をお迎えして、自分の抱える事例について話し合いました。

  
     みんな真剣な面持ちですねえ・・・


  
    実践の録画映像も見ながらお互いが理解を深めます。


 担当者会は毎月行っていますけど、根津先生はそのうちの年に1回お運びいただきます。

 僕が担当する音楽療法の生徒さんの何人かがをピアノやドラムのレッスンに移行し、講師の先生の指導を受けています。
 ピアノやドラムの講師は音楽療法士ではありませんが、個々の子どもに即したとても質の高い音楽活動を提供していると、僕は思ってます。今回の勉強会で、根津先生から具体的な手立て、また深いレベルでの子どもの理解の面で、たくさんの示唆をいただきました。

 僕も大変勉強になったと嬉しい気持ちです。

at 18:22, まんどろ, 日記とお知らせ

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100年の音楽(川井郁子さんのコンサート)

 昨夜バイオリンの川井郁子さんのコンサートに行ってきました。

 ピアノとバンドネオンとのトリオということで、ステージには反響板が組まれ、マイクなどの音響機材なしで、生で聴かせてもらいました。

 公式のHPは   http://www.ikukokawai.com/   です。

 タンゴなど、その場に居合わせる人々の心を揺さぶるような演奏はご存知の方も多いと思います。クラシックの曲も川井さんの手にかかれば、情熱が音になったような響きがあふれ出します。

 
 
 テレビ番組もやっていてそのタイトルが「百年の音楽」だそうで、100年奏でられ続けてきた曲、そしてこれから100年奏で続けたい曲というのがコンセプトの番組だそうです。

 昨日のコンサートも「百年の音楽」のタイトルがつけられてました。

 音楽が、今みたいな形でタイトルや作曲者がはっきりして、楽譜や様々な音源で残すことも可能になったのはいつ頃からでしょうかねえ・・・・。

 例えばお芝居だったらシェークスピアだって500年、オイデプスみたいなギリシャ悲劇だったら2500年以上も前の素材が今も演じられる。
 いろいろな意味で形のはっきりした音楽の素材という意味では100年どころではないでしょうけれど、まあ、僕らの記憶をたどるという作業を加味すれば100年の音楽なんでしょうかねえ・・・。
 瞬間瞬間消えていくのが音楽の宿命ですから、そこにはかなさと魅力も感じます。



 僕も音楽しますけど(並べて語るのはあまりにおこがましい)、もともと形になる前の生成だとか形成だとかいうプロセスだけの音楽ですので(こう言えば事実とかけ離れてカッコよく聞こえるけど)、形にしたら意味ない。いわば「瞬間の音楽」ですかねえ・・・。

 でも音楽で瞬間だとか一瞬というのは、結構長い時間だということも聞いたことがあって、そういう実感も持っています。その一瞬を生み出すための間、とか、その間で空間的にも時間的にも全体をつかむパワーが、音が鳴る前に発揮されたりするんですよねえ。


 生のコンサートだからとっても良く感じられたことなんですけど、川井さんの曲が始まる時の一瞬の作り方、あるいは出来方みたいなものには、とっても惹かれました。

at 10:12, まんどろ, 日記とお知らせ

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奈良へ行ってきました

 奈良へ行ってきました。人と会ったりイベントごとではなく観光で出かけるなどということは、いったい何年ぶりのことか、分からないくらいです。

 まずは、秋篠寺へ。


  



 ここの本堂には「伎芸天」という楽器の演奏に優れたとされている仏様がおられます。

 まだ僕が若かった頃、やや薄暗いお堂でこの仏様を拝して、自分の音楽の技能が高まればいいなあ、と願ったことがあります。たぶん40年近くも前のことです。

 
 今回もまたお堂の中で仰ぎ見ることができて、しみじみとしてしまいました。今音楽のお仕事をさせていたただけることには、感謝の気持ちでいっぱいです。



 宿が奈良公園に近いもので、夕食後散歩に出ました。

   



 興福寺の五重塔も美しくライトアップされておりました。  

at 14:01, まんどろ, 日記とお知らせ

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